整形分野の過去問の出題割合は?
看護師国家試験の出題傾向を知ることが国家試験を制するといっても過言ではありません。
看護師国家試験の出題はプール制といって、過去問の一部を変更したり、テーマに類した問題を出題するなど、かなり過去問からの出題が多い。つまり、過去問が取り扱うテーマを確実にすることでほぼほぼ合格するというわけです。
国家試験対策は、徹底的に過去問からやり込むのが正解です。あくまでも国家試験対策についてはですよ。看護師になったらもっと幅広い知識や実践に即したアセスメントが必要になりますが、ここでは、看護師国家試験をまずは乗り越えるということを第一に考えています。
余力がある人はちゃんと知識を身に付けて下さいね!
ちなみに看護師国家試験で整形に関連した出題数と割合は以下の通りです。
240問中
109回 3問(1.3%)
108回 8問(3.3%)
107回 2問(0.8%)
106回 6問(2.5%)
105回 1問(0.4%)
104回 1問(0.4%)
しかも、かなりの問題に同じような傾向があります。
過去問をしっかりと学ぶことで、整形外科の分野はほぼ安泰といってもいいほどの内容だと思います。まれに、そんな病気聞いたことない!みたいな問題も出てくるはでてきます。他の選択肢を除外すると聞いたことないような病気が答えということもでてきます。
焦らず一つ一つ確認していけば、整形の範囲は大丈夫だと思いますよ(*^^*)
ちなみに第109回の出題範囲では以下の問題が整形外科をテーマにしていると考えられます。
109回(AM-第46問)
Aさん(35歳、男性)。身長175cm、体重74kgである。1か月前から腰痛と右下肢のしびれが続くため受診した。腰椎椎間板ヘルニアと診断され、保存的療法で経過をみることになった。
Aさんへの生活指導として適切なのはどれか。
- 「体重を減らしましょう」
- 「痛いときは冷罨法が効果的です」
- 「前かがみの姿勢を控えましょう」
- 「腰の下に枕を入れて寝ると良いですよ」
正解(3)
109回(AM-第51問)
Aさん(80歳、女性)。大腿骨頸部骨折のため人工骨頭置換術を受けた。手術後14日、Aさんの経過は順調で歩行訓練を行っている。歩行による疼痛の訴えはない。
現在のAさんの状態で最も注意すべきなのはどれか。
- せん妄
- 創部感染
- 股関節脱臼
- 深部静脈血栓症
正解<3>
109回(PM-第37問)
Aさん(85歳、女性)。左側の人工股関節置換術後10日である。日中は看護師の援助によって車椅子でトイレまで行くことは可能であるが、夜間はポータブルトイレを使用している。
Aさんの夜間の療養環境を整える上で適切なのはどれか。
- 足側のベッド柵は下げておく。
- 着脱しやすいスリッパを用意する。
- ポータブルトイレはAさんのベッドの右側に置く。
- 移動時につかまれるようにオーバーテーブルを整える。
正解<3>
いかがでしたでしょうか?
もう一度お伝えしておくと、整形外科分野は出題範囲が偏っていて、過去問に類する問題がほとんどですので、過去問を徹底的にカバーしておけば大丈夫です。
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