患者の状態と寝衣の特徴との組合せで適切なのはどれか。
1.発熱がある患者-防水性のもの
2.開腹術直後の患者-上着とズボンに分かれたもの
3.意識障害のある患者-前開きのもの
4.下肢に浮腫のある患者-足首にゴムが入っているもの
【解答】3
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【解説】
1:発熱のある場合には、不感蒸泄量が増して発汗がみられるので、汗をよく吸収できる綿などが望ましい。
気密性の高いものは汗を吸収せず、かえって汗をためて皮膚を湿潤させ、皮膚トラブルを発生させることもある。よって、気密性の高い防水性は適切でない。
2:通常では、手術直後の患者には和式寝衣を使用することが多い。
3:同一体位で臥床している患者は、四肢の動きに制限や障害があると考えられ、寝衣の交換は全面介助が考えられる。
全面介助の場合には、体位変換とともに交換しやすい形態の前開きの寝衣が適している。
4:下肢の浮腫を強調させてしまう恐れがあり、循環を促進するためには局所での圧迫を避ける服装が望ましい。
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