【第110回:午後13問】体温低下を引き起こすのはどれか。

体温低下を引き起こすのはどれか。

1.カテコラミンの分泌亢進
2.甲状腺ホルモンの分泌低下
3.副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌低下
4.副腎皮質刺激ホルモン〈ACTH〉の分泌亢進

【解答】2
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【解説】

1:カテコラミンは、副腎から合成・分泌される神経伝達物質の総称でアドレナリンやノルアドレナリン、ドパミンの3種がよく知られており、心臓および末梢血管のアドレナリン受容体に作用して血行動態を上昇させる。過剰分泌により、重度の高血圧や過度の発汗、動悸、頭痛などが起こる。

2:甲状腺機能低下症は、バセドウ病と正反対で、甲状腺ホルモンの量が不足して、 新陳代謝が低下し全身のさまざまな機能が低下する。
新陳代謝が低下し全身の熱の産生が減る為、寒さに弱くなるほか、疲労感やだるさ、汗をかかない、食欲が低下するといった身体的な症状、無気力や眠気、記憶力の低下、抑うつ、動作が遅くなるなどの症状もみられる。皮膚が乾燥する、髪の毛が抜ける、眉毛が抜けるといったこともある。

3:副甲状腺ホルモンは血液中のカルシウム濃度を上昇させるように働くため、副甲状腺ホルモンの作用が障害されると、主に血液中カルシウム濃度が低下することによる症状が現れます。
代表的な症状では手足や腹部や口回りや手足のしびれ・けいれん・痛み・硬直など、テタニーという症状が多い。

4:副腎皮質ステロイドホルモンの1つであるコルチゾールというホルモンが過剰に分泌される疾患をクッシング症候群といいます。満月様顔貌や中心性肥満など特徴的な症状を示す。

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