【第110回:午後59問】クラウス、M. H. とケネル、J. H.が提唱した絆(ボンディング)について適切なのはどれか。

クラウス、M. H. とケネル、J. H.が提唱した絆(ボンディング)について適切なのはどれか。

1.生まれながらのものである。
2.母子間の同調性を意味する。
3.母子相互作用によって促進される。
4.親との間に子どもが築くものである。

【解答】3

【解説】

1:親の子どもに対する絆は、妊娠中から準備が始まっている。

2:母子間にある特異的関係である。

3:小児科医であるクラウスとケネル(Klaus, M.HとKennell, J.H.)は、母子間の絆は、二人の間に生まれる特殊な関係で、それは特異的で長い間続く関係であるとした。
親の子どもに対する絆は、妊娠中から準備が始まっている。一方で、乳児には相互作用に対する学習能力が備わっており、行動の同調現象や声、行動、表情の模倣などをする。親子の絆の形成には、出産後、親子が見つめ合ったり、触れ合ったりする相互作用が重要であると説いた。

4:相互作用の中でお互いが築くものである。

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