看護研究を突然病棟の師長や上司から任命されるケースは決して希なケースではありません。私の所属していた病院では、入職3年目のナースが1人で責任を持ち看護研究を行うことが教育の一貫として定められていました。もちろんアドバイザーとして先輩がつくのですが、そんなこともあり、私の場合は3年目でまずは病院の研究を行わなければならないということはわかっていました。そのためか、3年目の離職も研究が引き金になっているのではないかと囁かれています。
多くの看護師にとって、負担としか言い様のない看護研究ではありますが、やりかたによっては、仕事へのモチベーションをアップさせることができます。
やらされるではなく、やろうと思える題材を探すことが大切ですね。
多くの人がテーマに悩み、書き出せないでいます。
看護研究は本来なんだっていいんです。学会とか研究報告会と銘打ったものに目がくらみ、とてもレベルの高いことを要求されていると勘違いしている人が多いと思いますが、そんなことはありません。
いつもやっている業務の中でちょっとした疑問なんかでもいいんです。車椅子とベッドの移乗が上手くいかない。どうしたらいいんだろうとか。効率良く、観察を行うためにはベテランナースが何を意識しているのか、新人と何が違うのか。など、日々の実践の中で上手くいかないなと思うことを素直にテーマとして取り上げればいいだけです。
管理者研修では、管理をテーマに研究を行います。
そのテーマに見られる特徴は病棟運営について、勤務態勢、シフト作成についてなどが挙がるようです。管理者の研究テーマも自分が悩んでいることについて調べるといいですよ。
メモ帳を片手に、ふと思ったことを記録して、キーワードをgoogleで検索してみてください。検索のときに『キーワード pdf』とすると文献が探し易いので、これでまずは文献を見つけ、もっと知りたいと思ったら医中誌などで検索していくといいですよ。
させられる研究から、したくなる研究へ
モチベーションが変われば成果が変わる!
研究を楽しんで行きましょう(*^_^*)
コメント