【第110回:午前78回】ギラン・バレー症候群〈Guillain-Barré〉で正しいのはどれか。

ギラン・バレー症候群〈Guillain-Barré〉で正しいのはどれか。

1.若年者に多い。
2.遺伝性疾患である。
3.骨格筋に病因がある。
4.症状に日内変動がある。
5.抗ガングリオシド抗体が出現する。

【解答】5
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【解説】

1:どの年齢でも生ずるが、平均発症年齢は40歳前後で男性に多い疾患である。

2:ウイルス感染等が先行し、免疫システムの異常が指摘され、特定疾患に指定されている。

3:末梢神経障害を起こす主な疾患で、症状は筋力低下、運動麻痺、複視、嚥下障害などがある。

4:急速に症状が進行することが特徴で、通常4週間以内に症状はピークとなり、その後に回復に向かうことが多い。日内変動の報告は見当たらない。

5:ギラン・バレー症候群は、多発性神経障害の一種で体の各部分に分布する末梢神経の障害により、四肢や顔、呼吸器官に麻痺などが起こる疾患。近年、末梢神経の構成成分のうちガングリオシドに対する抗体が、ギラン・バレー症候群の病因物質として注目されている。

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