【第110回:午後70問】仙骨部に皮下組織に達する褥瘡がある患者が入院となった。患者は車椅子の利用を主治医に許可されている。この患者に対する多職種で行う褥瘡ケアにおいて、受け持ち看護師が担う役割で適切なのはどれか。

 仙骨部に皮下組織に達する褥瘡がある患者が入院となった。患者は車椅子の利用を主治医に許可されている。
 この患者に対する多職種で行う褥瘡ケアにおいて、受け持ち看護師が担う役割で適切なのはどれか。

1.薬剤師に外用薬の処方を依頼する。
2.事務職員に汚染ガーゼの廃棄を依頼する。
3.介護職員にドレッシング材の選択を依頼する。
4.理学療法士と車椅子乗車時の除圧方法を検討する。

【解答】4

【解説】

1:外用薬の処方を看護師が行うことは適切ではない。

2:汚染ガーゼの取り扱いを事務職員に依頼することが適切とは考え難い。

3:ドレッシング材は、医師の指導下であることが原則で、主に看護師が主体的に選ぶ。

4:仙骨部に褥瘡がある患者が、車いす乗車を続けたら悪化する・もしくは治癒遅延が起こる。理学療法士と連携することが望ましい。

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