【第110回:午前75問】抗原によって感作されたTリンパ球による細胞性免疫が主体となるのはどれか。

抗原によって感作されたTリンパ球による細胞性免疫が主体となるのはどれか。

1.花粉症
2.蕁麻疹
3.ツベルクリン反応
4.アナフィラキシーショック
5.インフルエンザの予防接種

【解答】3
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【解説】

1:花粉症は、I型アレルギーである。
I~III型は液性免疫(抗体・免疫グロブリン)が関与し、Ⅳ型のみ細胞性免疫が関与する。

2:蕁麻疹は、I型アレルギーである。
I~III型は液性免疫(抗体・免疫グロブリン)が関与し、Ⅳ型のみ細胞性免疫が関与する。

3:細胞性免疫とは、ウイルス感染細胞やがん細胞などの異常細胞を、抗体などを介さずに免疫細胞そのものが直接攻撃するタイプのアレルギー反応である。
なお、細胞性免疫の中心をになう免疫細胞はT細胞で、Ⅳ型のみ細胞性免疫が関与し、I~III型は液性免疫(抗体・免疫グロブリン)が関与している。

4:アナフィラキシーショックは、I型アレルギーである。
I~III型は液性免疫(抗体・免疫グロブリン)が関与し、Ⅳ型のみ細胞性免疫が関与する。

5:インフルエンザの予防接種の副反応では、アナフィラキシー様症状がある。
アナフィラキシーショックは、I型アレルギーである。
I~III型は液性免疫(抗体・免疫グロブリン)が関与し、Ⅳ型のみ細胞性免疫が関与している。

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