人工関節って?
人工関節は、股関節や膝の関節の痛みを訴え、歩行が困難になった場合その関節の一部を人工の構造物に置き換え歩行を始めとした生活への障害の改善を図るものです。
しかし、関節というのはとても精度を求められる手術になり、角度がわずかにずれるだけで、歩行に障害が生まれたり、脱臼のリスクが高まってしまうことがわかっています。
この点で手術の精度を高め、早期回復に繋げることができると期待されています。
高齢化の波を受け、年々人工関節の手術は増加しています。ある調査では、ここ10年間で膝、股関節ともに2倍の手術件数になっていることを発表しています。(手術件数の推移)
こういった手術に関する技術は臨床で上級医師に指導をうけ、何回何十回と手術件数を増やすことで一定の成果、手術の精度を高めています。このシステムのおかげで、感覚的であった部分がより綿密な画像データに置き換わり、手術の計画もしやすくなったとのことです。また、計画が綿密に立てられるおかげで、手術時間自体の短縮にも貢献しているようです。
この技術はまだ普及しているとは言えない状況で、システムも高価で慣れが必要なため導入している病院は数%と少ないのが現状のようです。
より高度な医療がより安全に行われることがもっと実現できるシステムの開発が望まれますね。医者が自信をもって手術に望めることが患者・家族の安心につながり、総じてよい結果につながると信じています。
技術の進歩は早いので、どんどん情報収集して進歩についていかないとですね。
頑張りましょうヽ(*´∀`)ノ
関連リンク
■人工関節の置換手術 正確、安全に 普及するコンピューターナビ
■システムを導入している病院:「りんくう総合医療センター 人工関節センター」(大阪府泉佐野市)
コメント