【第110回:午前74問】血液中のビリルビンの由来はどれか。

血液中のビリルビンの由来はどれか。

1.核酸
2.メラニン
3.アルブミン
4.グリコゲン
5.ヘモグロビン

【解答】5
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【解説】

1:核酸の構成成分はプリン体で、古くなった細胞を分解する肝臓での新陳代謝の過程で、核酸からプリン体が分解され、尿酸となり、尿中に排泄される。

2:メラニン は、ヒトを含む動物、植物、原生動物、また一部の菌類、真正細菌において形成される色素である。メラニン色素ともいう。メラニンは本来、紫外線やさまざまな刺激から細胞を守るために産生され、人間にとってなくてはならない大切なものです。
しかし、なんらかの原因で過剰に作られたメラニンは、ケラチノサイトに滞留すると、色素が沈着し、しみとなります。

3:アルブミンは血漿タンパクのうち約60%を占めており、100種類以上あるといわれる血漿タンパクの中で最も量が多いタンパク質です。
水分を保持し、血液を正常に循環させるための浸透圧の維持と、体内のいろいろな物と結合し、これらを目的地に運ぶ運搬作用があります。

4:グリコゲンとはブドウ糖を細胞内で貯蔵しておくための形態で、特に肝臓・筋肉などに含まれる。エネルギー代謝に必要な物質である。

5:血中ビリルビンの大部分は、老化赤血球の破壊によって遊離するヘモグロビンに由来する代謝物であり、胆汁色素の主成分である。

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