最近ipadやAndroidを活用した学習方法が進んできていて、多くの優秀なアプリがたくさん生みだされています。
その中でも、秀逸なのが、この「teamLabBody -3D Motion Human Anatomy-」です。
菅本一臣教授(大阪大学運動器バイオマテリアル学、整形外科医)の監修のもと開発された医学アプリで、人体全身の筋肉・神経・骨・関節を3Dビジュアル化してあります。
それだけなら、今までもあったんですが、このアプリが素晴らしいのは、その骨格の動きを生きた人間と同様に再現しているところです。
形態や動きを自由な角度・倍率で閲覧できるから、この関節は蝶番関節だったな。なんて学習にも実感として沸くわけです。
CTやMRIで3Dを作成しているため、高精度な出来です!
今は全身の筋肉・靭帯・神経・血管・骨を対象としているのですが、内蔵や脳も今後予定としているそうです。今から楽しみですね。ちなみにこのプロジェクトは1998年から進められていたようです。すごいですね。必要だという強い思い、実現させるぞという熱い気持ちが伝わってきます。(# ゚Д゚)
ちなみに筋肉の動きがもっと忠実になっているとより、骨格としての機能が捉えやすいのになとのぞみをかけていたりもします。教授!よろしくお願いします。
看護教育では、こういったビジュアル教材が少なく、イメージしにくかった2Dの教材から3Dの時代になってきたんですね。イメージ化を進めるためには、この裏はこうなっているはずだと考えながら自分で組み立てることが学習として望ましいので、タブレット端末などを用いて、3Dを動かしながらすることがもっともの効果的だと感じます。
静脈穿刺する時に、正中皮静脈を穿刺すると誤って指してしまう動脈や神経はどこ?
なんて質問にも、イメージを見ながらなので、納得!ってわけですね。
更には実習で、大腿骨頸部骨折術後の患者さんに脱臼予防肢位の説明をするときなんかにも役立ちそうです。
もちろん、臨床レベルで使っていくことが望まれるようなハイクオリティです。
イメージをつけるためにシュミレーション教育が進んでいるので、こういったアプリはもっと教育に普及させていくべきだと私は思います。
もちろん、これだけの機能や精度、研究を行っているので、無償というわけには行かないですね。
teamLabBody | Android版 | 2600円 |
iOS版 | 3000円 |
関連リンク
◆teamLab★net
「teamLabBody -3D Motion Human Anatomy-」 菅本一臣教授(大阪大学運動器バイオマテリアル学、整形外科医)の監修
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